錦織と伊藤が40年ぶり快挙/全豪テニスプロテニス4大大会[グランドスラム]の1つ、全豪オープンが開幕。17日[2日目]の第6コートの第1試合に
錦織圭選手が、第2試合に
伊藤竜馬選手が出場し、それぞれ勝利を上げた。全豪大会で男子日本人選手が2人以上1回戦を勝ちあがるのは40年振りの快挙であるという。
錦織圭選手 対 ステファン・ロベール選手
セットカウント3-0。ゲームカウント6-1、7-6、6-0
伊藤竜馬選手 対 ポティット・スタラーチェ選手
セットカウント3-1。ゲームカウント6-3、4-6、6-3、6-4
2人とも、極最近の進境が著しいです。
錦織選手はオフシーズンに行っていた体幹トレーニングの効果が出てきたのか、会場に出てくると明らかに体型が変わりつつあるのが判りました。臀部の筋肉の盛り上がりが特に凄く、如何に下半身強化に時間を使ったのか、と言う事です。そしてそれは直ぐに試合内容に現れました。殆どミスが無く、そして軽く撃ってコースの打ち分けができている感じでした。ブレ無く打点に入り、ブレ無く重心移動ができる事が、これ程までに大事であるのかという事実を思い知らされました。これでも打点に入るのが早過ぎて、上空に打ち上げてしまう事が何回か有ったので、まだまだ完璧なフィット感では無いと思います。それでこの完勝ですから、エブデン選手やシモン選手が相手でも試合を支配するかもしれません。
伊藤選手は、全日本選手権決勝の時に全く「逆クロス」が撃てずに守屋選手に負けましたが、今日は全く違って、逆クロスをバシバシ決めていました。逆クロスが決まる事で順クロスも活き、スタラーチェ選手がコートの左右どちらをカバーしたら良いか判断に苦しんでいる場面がありました。そして得意のサーブも好調で、エースをコーナーに量産していました。恐らくオフに相当の逆クロス打ち特訓をしていたのだと思います。その成果が大試合で現れて本当に良かったですね。
伊藤選手の2回戦はステパネク選手の可能性が高く、これは厳しいかもしれませんが、今の伊藤選手なら簡単には負けないと思います。逆クロスさえ打てれば50位クラスの実力は有ると思っていて、それが実現したのですから、あとはその実力を発揮するだけです。たとえ負けても接戦できれば彼にとって大きな収穫になるでしょうね。
錦織選手は2回戦に向けて、疲労を溜めないという点では理想的な試合ができました。あとはこの「新生錦織ボディー」が急激な成長で悲鳴を上げない事だけを祈りたいです。
まともならばエブデン選手すら圧倒するのではないかという手応えを画面からは得ました!
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