http://jp.reuters.com/article/sportsNews/idJPJAPAN-23580620111012[掲載写真が何故かロディック選手]
テニスATPワールドツアー1000上海ロレックスマスターズ。錦織圭選手は1回戦でロビン・ハーセ選手[オランダ]と対戦し、セットカウント1-2。ゲームカウント0-6、7-5、7-6(5)で勝利した。
上海の第4コートにカメラ搬入は無いらしくライブスコアのみで観戦。ところが最初のサーブゲームをいきなりブレイクされ、ハーセ選手が続いてキープ。錦織選手のゲームスコアは0から動きません。映像が無い以上、何が起こっているのか全く判りません。当然のように体調不良や怪我の心配が頭を過ります。1セット目は簡単にベーグルが焼き上がってしまいました。
2セット目も最初は調子が上がらず、サーブゲームをいきなり落としました。次のサーブゲームはキープしましたが3回目の第5ゲームのサーブゲームをブレイクされてしまいました。この時点でゲームカウント1-4、普通ならば万事休す…。ところが突然ハーセ選手のサーブが乱れ始めます。もしかして屋外なのでどちらかのサイドだけ風が強くてサーブトスが乱れるのかとも推測されましたが、当地は風も穏やかとの報告もあり其れもありません。ハーセ選手も勝ちを意識して硬くなったとしか思えません。第6ゲームはハーセ選手がダブルフォルト2回でゲームダウン。7・8・9ゲームはお互いキープしカウント4-5。普通ならここでキープされて試合終了です。実際このままマッチポイントを握られてしまいました。ライブスコアを見つめる誰もが「終わったか?」と思ったでしょう。ところがなんとここから連続ポイントを奪い返し逆転のブレイク!正直、何が起こったのか全く判らないんですけど(笑)第11・12ゲームはラブゲームキープ&ブレイクでセットバック。完全にハーセ選手は気落ちしていたと考えられます。
3セット目は錦織選手もサーブが立ち直り一転してサーブキープ合戦。淡々とキープゲームが進みます。ところが先に崩れたのは錦織選手。第7ゲームというセットの後半でダブルフォルトを出してゲームを落としてしまいます。さすがに今度ばかりは駄目かもしれないと考えてしまう展開です。第8・9ゲームはお互いなんとかキープし、これでゲームスコアは4-5。またしてもキープされると試合終了の展開です。錦織選手は絶対にブレイクが必要で、逆にハーセ選手はキープするだけです。ところがハーセ選手は「絶対にキープしなくてはならない」と強く思い過ぎてしまったのか、何と1本もキープできずに落とします。ゲームカウントは5-5の振り出し。こうなると追い付いた方が気が楽なのか、追い付かれた方がプレッシャーが掛かるのか判断が分かれるところです。この非常に重要な第11ゲームを苦労しながらキープし6-5。第12ゲームはハーセ選手が立ち直りラブゲームキープしました。なのでゲームカウントは6-6でタイブレーク。次のゲームは強制最終ゲームで7ポイント先取するか、お互い6ポイント以上獲った場合は2ポイント差が付くまでサーブは2回交代のミニゲーム形式です。こうなるとサーブ時に1ポイント落とすだけで一気にピンチになります。(ミニブレイクと言う)緊迫感漂う展開ですが、ここで先に崩れたのはハーセ選手の方。スコアは一気に4-1になりました。ここから盛り返され4-3になりましたが、この次のサーブ権を連続でキープし6-3。ハーセ選手も連続キープで6-5。サーブ権は交代し、錦織選手がサーブキープすれば勝利です。これをキッチリキープし大逆転で勝利を飾り、通算2回目のマスターズ1回戦突破となりました。
何が原因で1セット目が乱調だったのか正直全く判りませんので、次戦への展望は全く意味を為さないかもしれませんが、2回戦はツォンガ選手。先程の記事で書いたように最新ランク8位の強豪です。先日対戦したフェレール選手の方がランクが上なんですが、あちらはクレー主体の選手で、ツォンガ選手はバリバリのハードコーターです。200㌔超えのサーブを連発する上にストロークも強く隙が少ないです。ウィンブルドンでも準決勝まで進みビッグ3を脅かしました。ストロークで簡単に打ち負ける事は無いと思いますが、ミスを連発すると一気に持って行かれ試合終了になってしまうのは間違い無いでしょう。
しかし最近はサーブ力向上が目覚しい錦織選手。全く勝ち目が無いとは思いません。また同じ負けるにしても、それぞれの上位選手との対戦は経験の上でも貴重な体験なので、何かさらに強くなる為のヒントが掴めれば良いと思います。
対ツォンガ選手ならライブストリーミングも確実に有るでしょう。楽しみに待ちたいと思います!
[PR]
Panasonic 加湿空気清浄機 コモンブラック f-vxf45-ck[0回]