ついに!ここまで!!やってきてしまいました!!!
日本テニス界史上最強の『戦士』錦織圭選手がマスターズ[ATP1000]で準決勝、つまりベスト4に進出し、順当に勝ち上がった第2シードで世界4位のアンディ・マレー選手[イギリス]と対戦する事になった。
準々決勝[4回戦ベスト8]でのドルゴポロフ選手との対戦は圧巻の一言でした。ドルゴポロフ選手も最近調子が上がらない状態ではありますが、極端に悪い出来でも無かったと思います。40位クラスの選手なら軽く料理できるくらいのデキだったと思います。しかしそれでは今の充実した錦織選手には通用しなかったという事でしょう。力任せにフォアを叩き込む、半ば強引な戦法でアップセットを繰り返し20位以内に食い込んだドルゴポロフ選手ですが、最近はデメリットが表面化しショットの精度を落としており、それが錦織戦で出てしまった感が有ります。錦織選手がティプサレビッチ戦でショット精度の差を見せ付けられてしまった構図を、今度はドルゴポロフ選手に錦織選手がお見舞いしたのです。ティプサレビッチ選手に負け続けた事で、ショットパワーとスピードに自信を持ちながら「つまらないミス」による敗戦を重ね、「今の自分の足りないのは安定性」と確信し、絶対的精度を身に着ける方向にトレーニング意欲を向けている事は数々のインタビューからも間違い無いところ。ドルゴポロフ選手も追い詰められ、開き直ってバカ打ちを開始しようとしたところ、数回でまた元のレベルショットに戻していた感じがしたので、もしかしたらまた彼もコーチに「精度を身に着けた上で勝て」と厳命されていたかもしれません。つまり彼も習得度が上がれば錦織選手に追いついて来る可能性は高いでしょう。
話は戻って、マレー選手。楽天オープンでも決勝でナダル選手を料理し、「俺もそろそろ最強軍団に混ぜろ」と言わんばかりの激しいテニスを展開し勢いに乗っています。連戦による疲れも感じさせません。ビッグ4の残り、ジョコビッチ選手とフェデラー選手は調整目的で休んでいますので、稼働中の選手の中では現在最強かもしれません。ナダル選手はマイヤー選手に破れました。先週の決勝での破れ方からすると、能力よりも精神的な方面で参っている感じもあります。コンディション的にはマレー選手が即対戦できる選手の中では最強と言えるかもしれません。つまりマレー選手は間違いなく「ラスボス(最終撃破目標選手)」の1人なのです。
そんな偉大な選手に挑む錦織選手。このマスターズ準決勝という舞台で相手に不足は無い訳です。マレー選手も一刻も早くベスト3になりたい訳で、全力で潰しに掛かって来ると思います。ランキングの問題だけではなく、「注目の若手を勢いつかせてはならん」という思いも有るでしょう。
今日のマレー選手との対戦は「
日本時間午後21時以降」と発表されています。シングルス。ダブルスともにもう2試合づつしか無いので時間に余裕がありますね。
とにかく万全の体制が取れるように、スタッフの皆様お願いします。恐らくトレーナーの今さんが非常に良い仕事をしてくれていると思います。ドルゴ戦での好コンディションも彼のお陰です。今度もなんとか実力が発揮できるように回復させてあげてください。もちろん勝てれば最高ですが、経験を積む事が最優先の試合です。今までナダル選手、ジョコビッチ選手とトーナメントの早い段階で戦った事はありますが、今度のように大会終盤でトップクラス選手と当たるのは初めての経験です。恐らくはトップ選手がギアを上げ、本気で迫る迫力と執念を見せ付けられる事になるでしょう。その時に手負い状態で、まともに打ち合えなければ、本当の経験値獲得にはなりません。
いや…これ以上心配しすぎても意味無しと信じ、試合開始時刻を待とうとおもいます。ミスターニシコリ、グッドラック!!
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