把瑠都、全勝ならず 琴奨菊は勝ち越し 大相撲初場所千秋楽大相撲初場所千秋楽[２２日。東京・両国国技館]
幕内全取り組み星取表[勝ち＝○、負け＝●、不戦勝＝□、不戦敗＝■]
舛ノ山●[押し出し]○鳰の湖
宝富士○[寄り切り]●磋牙司
寶智山○[寄り切り]●土佐豊
時天空○[二枚蹴り]●芳東
旭秀鵬●[上手投げ]○大道
栃ノ心○[寄り切り]●天鎧鵬
臥牙丸○[押し出し]●栃煌山
松鳳山○[押し出し]●富士東
魁聖○[寄り切り]●碧山
阿覧○[寄り切り]●佐田の富士
隆の山●[寄り切り]○旭天鵬
嘉風○[下手投げ]●朝赤龍
隠岐の海●[寄り切り]○豊響
栃乃若●[送り出し]○安美錦
豪風●[引き落とし]○豊真将
豪栄道○[引き落とし]●若荒雄
雅山●[突き出し]○高安
北太樹○[押し倒し]●豊ノ島
鶴竜○[押し出し]●妙義龍
琴欧洲●[寄り切り]○
稀勢の里日馬富士●[寄り切り]○
琴奨菊白鵬○[寄り切り]●把瑠都
優勝[１敗]：把瑠都
３敗：白鵬・臥牙丸
・今日の
稀勢の里○
対 琴欧洲 戦。立会い五分に見えたが非常に良い位置でマワシを掴む。琴欧洲はマワシを掴む事ができず土俵際へ。休み事無く寄り切って完勝。
・今日の
琴奨菊○
対 日馬富士 戦。素早い立会い。動きの速い日馬富士を抱えて逃がさなかった。五分の星で選手楽を迎え、大関として負け越せないという立場が気迫となって現れたか。
優勝は把瑠都。横綱戦は惜しくも破れ全勝優勝はならなかったが全日程に於いて弛む事無く戦い切った精神力は本当に成長したと思う。「つり出し」だけに頼る事が無くなり、技のバリエーションが増えた事によって弱点が減ったのも大きい。最近は角界髄一のパワーをロス無く発揮していると言えるだろう。
横審委員長、把瑠都の綱とりに厳しい見解／初場所何故か横綱審議委員に嫌われている把瑠都が横綱を狙うのは厳しいようだ。先に稀勢の里を横綱にしたいという心は見えるし、それは理解できなくもないが、あくまで双方実力で獲れば良いし、そこには明確な基準が必要である。それが無く、どうしても恣意的な見解に左右されるのであれば、そもそも外国人力士って何？という話になってしまう。これは相撲の人気云々の話としては好ましく無いと思う。審議委員には堂々とした人物に就いて頂きたいところ。
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