日本“豪華布陣”も実らず…ウズベキスタンに敗れる男子サッカー日本代表[A]は29日、ワールドカップ3次予選[グループC]でウズベキスタン代表と対戦[ホーム:豊田スタジアム]。後半9分カウンターからの飛び込みで失点し[得点者:シャドリン選手]、そのまま0-1で敗れた。これで2位での通過になりそうだが、最終予選で取りこぼしが許されない厳しい戦いが予想される。
左サイドバックで先発出場した
長友佑都選手は後半の途中で脚の痛みを訴え自分から交代を志願。駒野友一選手が代役を勤めた。
ザッケローニ監督は3枚の交代枠をハーフナー・マイク選手→イ・チュンソン[李忠成]選手 藤本淳吾選手→乾貴士選手 の2枚と、最後の長友選手→駒野選手で使い切った為、注目の宮市亮選手の出場はならなかった。
まず長友選手の怪我が心配です。交代時は普通に歩いていたので、恐らく全速力が無理という感じだったようですね。交代直前にフルパワーの動きと思えるチャンスメイクをしましたので、セリエAからの中1日の過密日程では無理が祟ったという事でしょう。今後影響が無いと良いのですが…。
その他では、まず長谷部選手の調子が上がらず、パスが全く通らない場面が散見されました。内田選手も動きが悪かったです。試合時間が進むにつれて徐々に動けるようになってきたのですが、相変わらずパス連携が悪く、次のプレイに対する時間が掛かったりボールを奪われたりしてしまいました。
失点した場面は、長友選手が敵陣ペナルティエリアに切り込んだ直後のカウンターで、戻りきれて無かった為、ディフェンスの枚数が足りませんでした。カウンタークロスの精度が素晴らしかったので、仮に長友選手が戻りきったとしても得点されていたかもしれませんが、いつもの長友選手なら猛スピードで戻ってくるパターンでしたので、やはり万全では無かったかもしれませんね。
乾選手への交代ですが、交代直後の連携に問題が有り、時間が経つにつれて少し改善したので、結果としてはチョット交代するの遅かったかもしれません。ザッケローニ監督は前半を得点して折り返すつもりでいたのに計算が狂ったのだと思います。なかなか交代させる決断がつかなかったのでしょう。前半の岡崎選手のポストに撥ね返された惜しいシュートが入らなかったのが勝負の分岐点だったように思います。
どこが決定的に悪かったというのではなく、ちょっとの悪回転が重なって状況が悪くなっていったのですね。あとウズベキスタン代表は中盤が固くて、アジアレベルでは普通に強いチームだと思いました。
正直、消化不良の試合でしたが、ワールドカップ出場への道が絶たれた訳では無いので切り替えて最終予選に向かいましょう!
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