http://sankei.jp.msn.com/economy/news/111005/fnc11100508420003-n1.htm米ダウが急激に回復したのは、これが要因だったようだ。
ドルの信用不安により、世界経済が危機に瀕する問題で、米連邦準備制度理事会[FRB]バーナンキ議長は、銀行に対しさらなる融資を行うと発表した。悪い意味だけ言うなら、さらにドルの価値が薄まる可能性を示唆した訳で、根本問題の先送りであるとも言えるが、全く対策をしないよりは遥かにマシであるとも言える。
少なくとも、駄々下がりの様相を示す米ダウ指数に歯止めを掛ける効果は有るのだ。対して日本はどうかというと…正直さらに酷い。何故なら全く経済対策を行っていないからだ。ダウの影響を受けて日経平均も釣られて低下するのだが、こういう経済対策などでダウが回復しても、日経平均の回復反応は鈍い事が多い。なので今回も回復反応は鈍いと考えられる。実際問題として今日の日経平均初値はマイナスでの取引開始である。ダウは一応プラス引けだったのに、だ。
日本政府は「震災復興で仕方が無い」と称し増税を強行しようとする気配が有る。これでは景気が回復する兆しは無い。「今後も景気対策はしない」と言っているのと同じだ。「増税するらしい」と言われれば、その予防措置として増税分の支出を抑えようとし、その結果全体の景気が停滞するのは必至だ。なので「増税します」は、イコール「景気は停滞させます」なのである。
では日本の景気を回復させるにはどうしたら良いのだろうか?それは日本国民全体が「政治経済に興味を持ち、影響力を行使する力を付ける」事以外に無い。日本人はあまりにも政治に興味が無く、経済の意味を理解しようとしない。大学などで経済の勉強はするのかもしれないが、それが実際の社会でノウハウとして活かされる事が少ないように見受けられる。これでは自分の首を絞めているのと同じ事になってしまっているのだが、これに果たして気が付いているのだろうか…。
私は非常に微力ながら、こうしてブログを通して問題提起して行きたいと思う。それが自分の力にもなるからだ。政治と経済は個人の生活に密接に関連している。これだけは間違いが無い。と重ねて申し上げておきます。
参考:
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