http://sankei.jp.msn.com/economy/news/111006/biz11100608570003-n1.htmあのアップルコンピュータの創業者が亡くなりました。
少し前に激痩せした姿をマスコミに撮られ、病気ではないかとの報道が為されていましたが、こうして重病説は証明されてしまいました。
膵臓ガンというのは現代医学でも発見が難しく、ほぼ根治できない病気の一つです。発見された時には手遅れである事が多く、ジョブス氏もそうだったのではないかと思います。
アップル社といえばウインドウズ系PCと対を成すライバル陣営で、独自の進化を遂げてきました。「アップルⅡ → マッキントッシュ → アイマック」のパーソナルコンピューター[以下PC]の流れ、iPodやiPhoneなどの通信とメディアの融合系アイテムは他の追随を許さず、世界中にヒット製品を拡散させて行きました。
私も昔はアップルユーザーでした。「マッキントッシュ」[Macintosh]シリーズが全盛の頃は、ホビー系PCアプリケーションはマック[Mac]しか選択肢が無い状況でした。ところがウィンドウズ系のPCは徐々にアプリケーションが充実し、特に無料のフリーソフトの分野で急速に勢力を拡大していきました。一方マックのソフトは専門性では素晴らしいものの、高価なものが多く、一般人が買うには厳しい価格帯でした。フリーアプリケーションもほぼ皆無の状態でした。殆ど業務用と区別がついていませんでしたし、それで企業収益は保たれていたので、これは仕方が無い事だったかもしれません。ですが、一般ユーザーとしてはコスト安の分野に自分が必要としている物が現れれば必然的にそちらに流れます。こうして私も徐々にウインドウズ製品に流れ、ついにはマッキントッシュも廃棄してしまいました。「借金トッシュ」と揶揄された状態は変化が無く、マックは業務用、ウインドウズは一般用というように日本では認知されていったような気がしています。
ですが私はアップル社が嫌いになった訳ではありませんでしたしジョブス氏とはじめとするアップル創業陣の功績は非常に評価しているのです。彼らが居なければPCが発展する事は無かったと言っても過言で無いのです。技術発展分野には常にライバルが必要で、独占される事が有ってはなりません。どの分野に於いても多様性は必要です。今後マイクロソフト陣営のライバルとしてアップルが存在し続ける事ができるのかジョブス氏を失って心配が尽きないのですが、どうにか後継者のパワーでそれを継続していただきたいものです。
偉大な創業者の御冥福をお祈り致します。
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