インテル早くも5敗目 ミランはローマを一蹴 ユーヴェ、マルキージオ弾でイタリアダービー制すインテルは16位になってしまいました…。
サッカー、イタリア1部リーグ・セリエA[第10節]、長友佑都選手の所属するインテルは29日ユヴェントスと対戦し、1-2で敗れた。
このゲームの鍵はマイコン選手だろう。前半12分に先制されたが、28分にスナイデル選手のアシストで得点する。が、マイコン選手の上がりっ放しになったスペースを狙うのはインテルを攻める側の常套手段。殆どの攻撃が右サイドを起点としたもので左SB長友選手は対応できない。結局、マイコン選手は得点される以上の得点力が求められる訳だが、ユヴェントスのキーパーはあのブッフォン選手である。如何にマイコン選手であろうとも簡単には得点できない。1点獲ったのは合格点の部類だ。結果論ではあるが、戦略性として噛み合っていない感がある。
センターDFのキヴ選手とルシオ選手が右サイドに寄れば長友選手の負担も増す。左サイドの攻めを囮に使われる場面も当然有る。マイコン選手に「上がるな」と言うのは難しい。誰が特別悪い訳では無いがバランスが悪い事だけは間違い無いだろう。これを解消するのは監督の役目だが、途中から加入したラニエリ氏1人の責任にするのも厳しい判断だ。「戦犯」を特定したところで改善しない話で、僅かな部分からでも改善していくしか無い。
インテルは最早スクデットがどうとか言っている場合では無く、早く降格圏から脱出する事が求められる。まさかとは思うがセリエB落ちなんて可能性もゼロでは無くなって来た。2部落ちすれば、どの国のサッカーチームだって状況が一変する。長友選手の立場も当然危ない。とにかく何としてもB落ちだけは避けなくてはならない。
負けた事実は仕方ない。ユヴェントスは絶好調でトップ独走だ。問題は今後、下位のチームとの戦いで取りこぼさず、着実に勝ち点3を積み重ねられるか?という事だ。当面は「つまらない試合」を強いられるが、降格よりはマシだ。単純にはマイコン選手の起用法という事になる。そして中盤を固める方法を考えるという事だ。もちろん新選手補強もアリだろう。
長友選手は今のインテルにとって欠かせない存在となっている。左サイドが務まる選手は他に居ない。ラニエリ監督からも信頼されている。暫くオーバーラップは控えるしか無い状況だが、守備は安定しており、このまま嵐が過ぎ去るまでジッと守備に専念してもらいたい。
次の試合は負けませんように…。
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