錦織が敗れ、日本1勝1敗に◇デビスカップ添田が歴史的1勝も錦織は敗れる…デ杯 WG1回戦男子テニスの国別対抗戦、デビスカップのワールドグループ1回戦。1日目[10日]の第2試合。
錦織圭選手対イーヴォ・カルロビッチ選手[クロアチア]の対戦はセットカウント0-3、ゲームカウント4-6、4-6、3-6でカルロビッチ選手の勝利に終わった。
世界一のビッグサーブを精度重視で入れてくるという作戦がズバリ嵌ってしまい、しかも錦織選手は少ないダブルフォルトがブレイクポイントで出てしまうなど、局面局面でキープできなかった。カルロビッチ選手はたとえサーブを置きに行くような軽い打ち方でも200キロ前後のスピードが出ていた上、着弾点がネットに近いところに、しかも高い角度で落ちるので、アッという間に跳ねて錦織選手の守備範囲外に行ってしまう。「サーブスピードを落としてでも確率重視で行け」という指示が誰から有ったのかは不明だが、対錦織戦に於いては今後も通用してしまいそうな感じで、今後当たりたくない選手の一人になってしまった。実力云々ではなく体格の差が如何ともし難く、これはどうしようもない。もっとミスが少なかったとしても今日はタイブレークで3セット全部落ちたかもしれないというぐらいにカルロビッチ選手のプレイ精度が落ちなかった。3セット目はリターンゲームで良い場面も有ったが、3つ続かないのでブレイクできない。ミスが増える程に圧力を掛けられなかったのが原因だが、それは体格の差が大きく、それを最大限に活かされてしまったという事だろう。
この敗戦は本当に『しかたない』です。すぐ忘れても良いってレベルです。カルロビッチ選手との対戦は、テニスとして全く別のものになってしまいます。サーフェースの違いすら乗り越えるレベルのサーブは、この人しか打てませんからね…。
デ杯の勝敗の方に視点を向けると、第1試合で添田豪選手がドディグ選手に大逆転で勝った[セットカウント3-2、ゲームカウント(3)6-7、3-6、6-4、6-3、7-5]のが大きく、なんとか五分で進行しています。
明日のダブルスの試合の行方が実に未知数で、全く読めないのですが、仮に負けてしまうと勝ち抜けが非常に難しい情勢になってきます。
チームジャパンの勝利に向けて、ダブルスの戦いに注目したいと思います。
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