錦織圭が勝利、夢の8強入りまであと1勝[12日 13時試合開始 兵庫県三木市 ブルボンビーンズドーム]
デビスカップ[デ杯] ワールドグループ1回戦 日本対クロアチア 3日目第1試合
錦織圭選手[日本] 対 イワン・ドディグ選手[クロアチア]
セットカウント3-0、ゲームカウント7-5、7-6(4)、6-3のストレートで錦織選手が勝利した。
序盤はドディグ選手のサーブに苦戦していた感の錦織選手だが、ラインの隅に決まるファーストサーブ以外はゲームが進むにつれて取るようになってきた。そのことで、だんだんとドディグ選手に圧力が掛かってきたのか、少しづつサーブの確率や精度が落ちてきたところを突いて行きました。
全体として、本当に挽回力が上がったと感じさせた錦織選手でした。第1セット第2ゲームのサービスを2回のダブルフォルトで落としますが、第9ゲームのリータンゲームでドディグ選手に2回のサービスエースを食らいながらブレイクに成功します。今日の錦織選手が良かったのはブレイク後のサービスゲームを1回しか落とさなかった事です。落とした第3セット第5ゲームの後は尻上がりにペースが上がり、ストロークは冴え、ドディグ選手はストロークで圧されて行きました。第6ゲームの粘りは「さすが」のものがありましたけど、ここで無理をしたのかドディグ選手は左腿の調子が悪くなりMTO[メディカルタイムアウト]。ペースが落ちてしまいました。これは3連闘の影響が少なからずあったと思います。
この挽回力が持続するならば、トップ10入りも本気で見えて来るんではないでしょうか。やはり各GS大会で、満遍なくベスト8入りし、トップ4と戦う回数を増やす事で、ランク中位の選手に対する安定感をさらに上げてほしいですね。
何人か分が悪い選手が居ますが、もう10回やって10回完敗する選手は居ないでしょう。まずは南米などのクレー大会を回るようですので、砂専門で今まで対戦暦の無い選手(チェラ選手など)、ハードでも分が悪かったモナコ選手などにリベンジしていきたいですね。まずはフェレール選手と決勝で熱戦する事を期待しています。
全体スコア推移表○=錦織圭選手のポイント ×=ドディグ選手のポイント
○G ← 第○ゲームを表す
NISは錦織選手のサーブ DODはドディグ選手のサーブゲームを表す
acはサービスエース dfはダブルフォルトを表す
1set 7-5
1G DOD ○×××× 0-1
2G NIS ×[df]○×××[df] 0-2
3G DOD ○×××× 0-3
4G NIS ○○×○×○ 1-3
5G DOD ×○[df]××○[df]× 1-4
6G NIS ○○○○ 2-4
7G DOD ○×[ac]○××[ac]○○×[ac]×× 2-5
8G NIS ○×○○○ 3-5
9G DOD ○×[ac]×○×○○×○×[ac]○○ 4-5
10G NIS ○○○×○ 5-5
11G DOD ×○×○×[ac]○○×○○ 6-5
12G NIS ○○○○ 7-5
(ドディグ選手の最初の2回AC失念)
2set 7-6(4)
1G DOD ○×○○×○ 1-0
2G NIS ○○××○○ 2-0
3G DOD ○○×○×[ac]××[ac]○×× 2-1
4G NIS ×××○○× 2-2
5G DOD ×○××○×[ac] 2-3
6G NIS ○○○×○ 3-3
7G DOD ××○×× 3-4
8G NIS ○○××[df]○○ 4-4
9G DOD ○××××[ac] 4-5
10G NIS ○×○○○ 5-5
11G DOD ×○××○×[ac] 5-6
12G NIS ○×○○×○ 6-6
TB ×○×○○[df]○○×○×○ Tb7-4 7-6(4)
3set 6-3
1G NIS ×○○○○ 1-0
2G DOD ○××××[ac] 1-1
3G NIS ○×○○○ 2-1
4G DOD ×○×○○×○○ 3-1
5G NIS ×○○×○××× 3-2
6G DOD ○○○×××○××× 3-3
7G NIS ○○○[ac]○ 4-3
8G DOD ×○×○○×○[df]○ 5-3
9G NIS ○○○○[ac] 6-3
[0回]
PR