ミクシィとTwitter Japanが提携--共同でサービス開発日本最大級SNS[ソーシャルネットワークサービス]運営会社のミクシィとTwitter Japan[米ツイッターの日本法人]が30日、連携する事を発表し、共同で新サービスや新規ビジネスモデルを開発し、「Mixiでの」連携を強化するとした。
その内容は、「クリスマスなどの季節イベント時期に情報共有できるサービス」「緊急時・災害時に役立つサービスの連携提供」ビジネス面では「広告領域での連携」「ツイッターの『プロモトレンド』をミクシィ内でも活用」などの模様。
既にミクシィのインターフェースがツイッター化しているので、この発表は時間の問題であったが、やはり真新しいものは無かった。何の事は無い、ミクシィがツイッター化するだけで終わりそうだ。広告に関しても、広告主に対して「オープンなツイッターで集客が望めます」と売り出しやすいというだけの事。このままだとミクシィはツイッタージャパンに吸収されて終わるだけになりそう。
ITの世界は常にイノベーション[改革]を行わないとリーダーになれないという非常に厳しい世界なのだが、逆に言えばできない企業はこうして斜陽になっていくという事。ミクシィの旧来のビジネスモデルは、だんだんと時代にそぐわなくなって、革新的新企画を打ち出せないまま迷走を開始した点は前回の「ミクシィ利用者減少」の記事で書いた。ミクシィは事態を打開しようとツイッターに泣き付いた訳だが、こういう場合、ビジネス現場の常識で考えると、ツイッター社はミクシィ社の使える部分だけ頂いて、残りは計画解散させるのが常套手段となる。ミクシィ側の逆転が有るとすれば、ツイッター側の囲い込みが完了するまでの間に革新的企画を打ち出す事だけだが、そこまでの時間は限られていると感じる。ミクシィ斜陽については私だけでなく多くのネットユーザーが感じている事なので、今回の発表で一層「ミクシィ離れ」が加速し、「時限爆弾」のタイムリミットは縮まったと見る。
ミクシィは、あの閉鎖的空間から抜け出す事が出来るだろうか…?
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