稀勢の里、大関昇進…番付編成会議満場一致日本相撲協会は30日午前、福岡市内で来年初場所[来年1月8日初日、東京両国国技館]の番付編成会議と理事会を開催し、東関脇[九州場所時点]の
稀勢の里[25歳、本名:萩原寛(はぎわら・ゆたか)氏、鳴門部屋]の大関昇進を満場一致で決定した。
即座に協会から二所ノ関理事[元関脇金剛]と審判委員の湊川親方[元小結大徹]が使者として鳴戸部屋宿舎に向かい伝達式が行われた。稀勢の里は「大関の名を汚さぬよう精進します」と口上した。
以前から散々言われている通り、稀勢の里は大関昇進基準の『直近3場所33勝以上』を満たせず32勝で終わっているが、理事会関係者からは『安定感』を強く買われている。また大相撲を取り巻く環境の『厳しい台所事情』も大きく取り沙汰されているが、それを改善する鍵が稀勢の里の将来と密接に関わる事も以前から何度も申し上げている通りだ。基準を破る「特例」で昇進させたからには、これは稀勢の里の責任では無く協会の責任となる。無理して昇進させた以上、それこそ今までの慣例を超えて全面的にサポートせねばならない。本人は努力は間違い無く認めるのだが素質に似合った結果が付いて来ないのは残念ながらブレーンが悪いからである。本人の努力を正しい方向に導く必要性が絶対に有る。それが成功したなら横綱さえ可能な能力が彼には有る。
不満が無い訳では無いが、それ以上に期待感が大きい。こうして「特例」を受けられるのも彼が持った運である。これを活かさない手は無いだろう。なんとか接近戦の技術を身に付け、弱点を克服し、横綱への道を確実なものにして頂きたいところだ。
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