柏原区間新!東洋大往路新記録も達成/箱根駅伝5区 そういえばまだ陸上の記事を書いていなかったですね。
正月2日3日恒例のスポーツイベントの一つ、東京箱根間往復大学駅伝競争・通称「箱根駅伝」が開催され、1日目の往路[東京→箱根]では東洋大学チームが往路の総合タイム記録を更新し2位の早稲田大学チームを5分以上引き離した。東洋大はエースの柏原竜二選手[東洋大学4年]が「山の神」と呼ばれる程に得意な5区箱根のヒルクライムにて圧倒的実力差を示した。
柏原選手が叩き出した5区1時間16分39秒というタイムは、それだけで区間2位の選手を4分近く引き離すもので、上位の差が付き難いヒルクライム区間では、それだけで全体の勝負が決定付けられてしまう程のものだ。普通は1時間20分を切れば優秀とされる区間で毎年記録を伸ばし続ける[去年の記録を29秒も更新]柏原選手の能力が如何に飛び抜けているかという事を示している。
東洋大長距離陸上チームは、柏原選手が登場した事によりチーム事情も活性化し、新入生レベルも格段に向上し、選手層が厚く、簡単にはシード落ちしない安定した強さを確立した。恐らくは復路も極端な選手起用のミスが無い限りは優勝するはずだ。
近年、箱根駅伝出場チーム同士の実力差は非常に接近しており、来年の大会に無条件で出場できる[シード権]10位以内の争いが実に熾烈な上、10位以下になってしまった大学チームが出場する「予選会」でも僅差で常連大学が本戦出場を逃す事態が続出しており、箱根駅伝は毎年出場校が同じにならない傾向になった。なので予選会落ち大学のエース選手で構成されるオープン参加の「学連選抜」チームの強さも目立つという面白い大会になっている。
逆に5区で東京農業大学チームの選手が大ブレーキを起こし、なんとかゴールしたものの復路は規定時間内にタスキが繋がらない事態の連発になってしまうであろうが、またそれも箱根駅伝の魅力であり、遅れた選手の「タスキをつなげようという努力」にも惜しみない賞賛の拍手を送りたい。今は4区が20キロ以下の区間であるが、基本的に1区20キロ以上の長距離駅伝であるからトラブルが発生した場合の「悲劇度」も印象的だが、そういうものを挽回しようとする姿勢が日本人の心にマッチしているのだと思う。
陸上競技の未来の担う長距離ランナーの選考大会としては賛否両論ある過酷過ぎる大会だが、他にスマートな選考方法も確立されていない現状、そして大学対抗戦という事もあって、これはこれでアリだと思っている。
個人的には非常に好きな大会であり、これからも時間が許すならば見ると思います。
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