見せた「J2の意地」=すべてに上回ったF東京-天皇杯サッカー基本的に日本の全てのプロ・アマチュアのサッカーチームが参加できる天皇杯の準決勝2試合が29日に行われ、準決勝第一試合のセレッソ大阪 対 FC東京の対戦は0-1でFC東京が、準決勝第二試合の横浜Fマリノス 対 京都サンガの対戦は延長後半まで縺れ込んだものの交代で入った18歳の新鋭、久保裕也選手の大爆発により延長後半に一気に2点[うち1点は駒井選手へのアシスト]獲って突き放し、2-4で京都サンガが勝利した。
来年元日午後に開始される決勝戦では天皇杯史上初のJ2所属チーム同士の対戦となったが、双方ともJ1に所属した事のあるチームであり、実力的にJ1チームと遜色無いばかりか、モチベーションの点でJ1常連チームに対し勢いで上回っている場面が多々有ったと感じる。
恒例となった元日の天皇杯決勝も今回で最後になるらしく、またそれも少々寂しくあるのだが、選手の負担を軽くする為の措置であるから、これまた仕方が無いところ。そして決勝の展望と、どちらのチームに思い入れて観戦するかの話だが、私はやはり東京地方のチームであり、かつて長友佑都選手が所属していたFC東京を応援すると思う。しかし今日の試合内容からすると有利なのは京都サンガの方だろう。FC東京唯一の得点だった谷澤選手だが、得点しなければ、あわやバッド選手になりかけたぐらい調子が悪かった。ディフェンスは日本代表の今野選手や、安定感で定評の有る徳永選手が居るので比較的安心なのだが、中盤の梶山選手や石川選手の調子次第でボール支配力が壊滅的になってしまう事があって心配は尽きない。対して京都サンガは中盤でバンバンボールが繋がっていて連携力はかなりの脅威であると感じた。久し振りに見たので、正直知らない選手が増えて困ったのだが、中盤の展開が速いのでシュートチャンスがバンバン生まれ、何本もゴールポストにブチ当てるなど決まらないながらも打ち続けていればそのうち決まるような怖さは常に有る。FC東京はカウンター攻撃に頼るしか無くなってしまうかもしれない。
全体レベルとしては疑問が残るJリーグなのかもしれないが、こうしてJ2チームから激しい突き上げを食うリーグ情勢ならば活性化が起こってレベルアップに繋がるかもしれないという期待は有る。サンガ選手もFC東京選手もダラダラやっている感じは全くしないので見ていて気分は良い。人気が限定されていると言われるJリーグの発展に貢献してもらいたいという思いは有るし、最近Jをあまり見なくなっていた私も「たまには時間をとって見てみようか」となる。そして日本代表クラスの選手が続々出てくれれば言う事は無い。
元旦決勝は私も観戦が毎年の恒例行事であり、「最後の正月観戦」を堪能したいですね。
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