アカプルコ大会シングルスドロー[大会公式]テニスATPワールドツアー500アカプルコ大会[メキシコ]に第4シードで出場する
錦織圭選手の1回戦での対戦相手が
アルベルト・モンタニェス選手[スペイン]に決定した。
過去の対戦成績2敗。錦織選手が苦手とする高い戦略性を駆使するタイプのベテラン選手である。ヴァブリンカ選手もそうだったが、この手の選手は調子が安定しない事であっさり勝ててしまう場合もあるが、絶好調で臨まれると非常に苦しい戦いになる。錦織選手陣営もその事は充分に頭に入っているであろう。
錦織選手ファンの間で既に言われている事だが、私もスライスからの展開を増やすべきだと思う。特に相手のショットが厳しい場面など、クロスをストレートに持って行く場合など一時的にスライスに切り替えても良いのではないかと思う。全部変えれば当然読まれるが、要するにショットのバリエーションを増やし、的を絞らせない事に主眼を置かないといけないのだ。即時に読まれなければ鋭いショットが来る確率も減るので展開しやすくなる。
他のサーフェースよりも展開力の差が出やすいクレーコートで錦織選手の苦手なティプサレビッチ選手、ガスケ選手、モナコ選手、バグダティス選手、ヴァブリンカ選手、そして今回のモンタニェス選手に対しショットのバリエーションを増やし、適時選択ができるようになるかが1回戦から試される。練習時間が限られ簡単では無いが、何とか切り替えるきっかけぐらいは欲しい。
多分クレー中心のツアーを回ると決めた時点で、このような課題に取り組む意思が有ったと考えて良いので、これはボッティーニコーチの手腕が試される場面なのかもしれない。そして錦織選手は見事、この課題をクリアしてくれるはずだ。
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