ミクシィ、“ユーザー激減”に反論 ネット調査会社に説明求める株式会社ミクシィ[証券コード:2121]は25日、ネットレイティングス株式会社が提供しているインターネット利用動向調査サービス「NetView」の2011年10月度の結果を受け、『ソーシャルネットワークサービス[SNS]ミクシィ[mixi]の利用実態に大きく誤解を与える解釈、報道などがなされている』『(利用者数の)大幅な減少は無い』とする反論の趣旨見解を発表した。調査発表内容によると『9月度の1472万人から838万人と、4割近い大幅な減少を示した』とのこと。
う~ん。集計が『人』になっているのが良く解らないんですが、ユニークユーザー数が4割減になったというのは普通に有り得る話なんですよね。
私も2年程前は頻繁にミクシィを利用していましたが、度重なる仕様変更に付いて行けなくなり、自然とログイン回数が減っていきましたから…。とどめは「足あと機能の廃止」ですね。誰が日記を見に来たのか判らないのではコミュニティツールの意味は無いですよね。一番やめてはいけない「ミクシィの核」を、あの時失ったんですね。
「あの時」以来、私も、周りのユーザーさん達も、どんどんミクシィから遠ざかり、別のSNSやネットサービスに流れて行きました。たまにログインすると、仕様が変更になったのが一目でわかるぐらいインターフェースが変わっていたのが1回2回では無いので、これはミクシィは斜陽なんだとハッキリと感じました。要するに迷走しているんですね。他にも決定的な要因は幾つか有るのですが、ジャンルの違う話も混ざるので敢えてここでは外しておきます。
そういう現実が有るのに、経営陣が過激に反論すると、余計に衰退の火の手が拡がってしまいます。ここは一旦事実は事実と認めて、去ったユーザーと信用を取り戻すべく尽力するのが優秀な経営者の執る道ではないでしょうか。
思えばミクシィのブームは拡がるのも速かったですね。余程の手を打たない限りは、その逆も同様に速いという事なのでしょう。私が利用しだした時のミクシィのサービスは、それなりに素晴らしかったと思います。しかしその時、同社の株価は上場以来の安値を更新し続けていましたから、経営陣はなんとか収益を回復し、株価も回復させようと焦ってしまったのかもしれません。
ハッキリ言って、課金ゲームを採用したのはマズかったと断言できます。前に任天堂の記事でも言及しましたが、あれは一種の「麻薬」みたいなものです。それはユーザーにとっても同じなのです。
課金ゲームはハッキリとPCには向きません。携帯スマートフォン向けアプリでもモバゲーやグリーの其れを上回るシステムを構築したという話は聞きません。そうなると、あとは独自の回収システムを発動しない限りは回復の見込みは薄い。という事になりそうです。
果たしてミクシィ経営陣はどのように反撃して行くのだろうか…。
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