http://www.yomiuri.co.jp/sports/soccer/representative/news/20111011-OYT1T00902.htm?from=navlpサッカー・ワールドカップ3次予選、日本代表 対 タジキスタン代表[日本ホーム・長居スタジアム]は日本代表が8対0の大差で勝利!
香川選手・岡崎選手・ハーフナー選手が各2点、中村憲剛選手・駒野選手が各1点の計8点!終始タジキスタン代表を圧倒していました。タジキスタン代表はシリアが失格になった影響で急遽格上げ出場したチームで急造感が否めなかった。私は前半42分からの観戦で前半のゴールシーンはTVRで確認しただけだが、得点シーンを見る限りではタジキスタン代表は引いて守る上でコースを消す作業はしてくるものの、攻撃からちょっと引いた場面で殆どチェックを入れて来ない為、中盤のゲームメイクを制約無く組み立てる事ができた。司令塔として復帰した遠藤選手は自由にゲームメイクできたが、やはり彼が居るのと居ないのとでは中盤の締まりが違う感じは否めないですね。
そんな中で得点力の向上、守備でミスを出さない事を求められた訳だが、この試合に関してはほぼ問題無しと言って良いだろう。「10点獲れただろう」などという話も出ているが、今後残り2国…ウズベキスタン・北朝鮮に大負けしなければ3次予選自体はクリアできるレベルの得失点差にはなった。問題が有るとすれば、今後予選が進んで行った時に、レベルが上の国の代表に攻撃力が通じるのだろうか?という疑念だけである。ハーフナーマイク選手の高さは、まるでバレーボールを見ているような感覚で、全く競り合えるレベルのディフェンダーは相手代表には居なかったから良かったが、これからの戦いでは確実にマークは厳しくなる。本選突入した場合、欧州のチームにはハーフナー選手と同じ位の身長のディフェンダーは居る場合が多くなる。そういう時に同じように高さを使ったプレイが通じるか否かは現時点では未知数だ。
一方、パスとタッチプレイについては実績があるし、ミドルシュートとセットプレイにもそれに準じる実績が有ると言って良いだろう。最も信頼できるのは長友選手・香川選手・長谷部選手・遠藤選手である。この4人は例え調子が悪くてもそれなりにプレイができ、他の代表選手が調子良い時以上のレベルにはなる。特に長友選手と香川選手は別格である。今回のプレイを見ても失敗を恐れず「速くダイレクトな待たないプレイ」を構築する事に徹していた。香川選手は長友選手に比べて耐久力が落ち、疲れも見えるが嵌った時のタッチプレイは絶品であり、1点目のタッチはいつもどおり芸術的だった。長谷部選手と遠藤選手にも現時点で代わりの選手は居ないだろう。あとは故障療養中の本田圭佑選手と内田選手と清武選手である。この3人も交代要員としてのアクセント力は最高である。ある一つの戦術が通じない場合に、全く違う攻撃パターンを試す上で確実性が期待できる。毎回では無いものの実績は申し分無い。本田圭選手が復帰すると、李選手と藤本淳選手の立場は非常に厳しくなるだろう。原口選手の今後の成長力にも期待だが、同じように若手攻撃陣として永井選手・宇佐美選手などが控えているし、森本選手を代表復帰させるのもアリだろう。
キーパーは川島選手で暫く固定で問題無いし、センターバックは吉田選手・今野選手以外に候補が見当たらない。サイドも長友選手・内田選手が居ない時は駒野選手に頼むしか無い感じか。頼めるなら伊野波選手や徳永選手でも良いですが。唯一心配なのは槙野選手だろう。
海外組を全員召集する時代は終わりに近づいた。今後ももちろん進化する必要はあるが、これは日本代表にとって今まででは考えられないぐらい贅沢な選択だ。名前が出なかった中では阿部選手と家長選手は厳しいだろう。原因不明であるが運動量が非常に少ないからだ。現代サッカーは動かないとたちまちピンチになるし、動くチームは例え多少技術レベルが落ちても番狂わせを起こす可能性が有る。技術が有っても動けない選手を使う義理は無い。代表引退前に運動量が非常に落ちてしまった中村俊輔選手の扱いで物凄く揉めた経緯があるが今の日本代表のレベルでは揉める必要すら無いぐらいである。
結果的に格下の相手とは言え8得点の爆発力を証明し、日本代表の未来は明るい。課題は怪我人を出さない事とイエローカードを累積させない事と言って良い。これさえクリアできれば予選レベルでは通過困難な対戦は無いと思う。問題はやはり本選に入ってからであり、トップ10クラスと互角に遣り合うにはさらなるレベルアップが必要なのは言うまでも無い。
今後も、このまま順調に勝ち点を積み重ねて行って欲しいですね!
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