錦織3-1勝利/全豪テニス3回戦詳細錦織圭選手が苦労して、逆転してベネトー選手を倒しました!!
オーストラリアオープン[グランドスラム]3回戦
豪メルボルン・ナショナルテニスセンター ショーコート3番 第3試合
錦織圭選手[日本] 対 ジュリアン・ベネトー選手[フランス]
セットカウント3-1、ゲームカウント4-6、7-6(3)、7-6(4)、6-3
立ち上がりの錦織選手は第1ゲームをブレイクし、非常に良い滑り出しに見えたのですが、第1セットの終盤で突如サーブが崩れだし、第8ゲーム、第10ゲームを連続ブレイクされセットを失ってしまいます。
第2セットもブレイク先行するものの、サーブの安定性を取り戻すのに時間が掛かり、ブレイク合戦の流れ。デュースを繰り返しタイムの掛かるゲームが多かったです。
要所は第3セットだったと思います。第5・第7のサービスゲームを連続で失い、2-5になった時は、勝つにしても困難な作業になるだろうなという予感がしていましたが、ここでまた錦織選手が「覚醒」し第8第10ゲームをブレイク。しかしまた返しの11ゲームをブレイクされ、またセットを失うのかと思いきや、さらに返しの12ゲームをブレイク。この第12ゲームはベネトー選手が勝負の要所を意識し過ぎて硬くなっていたように見えました。
第2・第3セットのタイブレークは錦織選手が勝負強さを発揮して7-3、7-4で奪取。結局これが決定打になりましたね。その後ベネトー選手は肩の痛みを訴えてペースダウンしましたが、これを油断せずキッチリ第4セットを6-3で制しました。
結果としてベネトー選手も前のめり過ぎたのかとも思いますが、恐らくこれが通常のスタイルなのでしょう。サーブとボレーが素晴らしく、時折見せるストロークの決定打が決まると手が付けられない場面がある一方。セットポイントが近づくと何故か突然プレイが甘くなるという感じです。
錦織選手も、ちょっと消極的過ぎる場面もありましたが、終盤疲れてハードヒットが減ってきたベネトー選手に対し、わざとゆっくりスピンボールを深く返し、体力を奪っていました。これは調子が上がらないなら上がらない時用の戦い方で、経験値の積み上げの1つの成果だと思います。
次はとうとう4回戦。相手はあのツォンガ選手です。ツォンガ選手には今まで勝った事がありますが、GSともなると本気中の本気、気迫前面で掛かって来るでしょうから、今までとは違うかもしれません。それでも分が悪い相手では無く、やはり本人の調子と戦い方の問題だと思います。
ツォンガ選手もランクを上げようと最低でも決勝まで行きたいと思っているでしょうが、それは錦織選手も一緒。強豪を倒して更に上の領域に向かいたいですね。
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