稀勢の里「うまく当たれた」/九州場所大相撲九州場所7日日[19日、福岡国際センター]管理人注目の取り組み
稀勢の里○[寄り切り]●隠岐の海
琴奨菊○[寄り切り]●阿覧
白鵬○[押し出し]●豊の島
稀勢の里は最初深く差してしまい、却って押し・投げが難しい体勢になってしまいましたが、意図的に上手を切って巧く調整し寄り切りました。組む相撲の技術は徐々にアップしていますね。時々ポカって負けますが、ミスを減らして行けば大関が見えてきます。
琴奨菊もガップリ組みました。一見、寄り切るまで全くガブっていないようにも見えますが、彼の押し方は「リズム」です。連続的に力を掛けるのではなくクックッ…と短時間の入力を多回数掛けるやりかたで、長時間強い力を掛けているのと同じような効果を出すのが「ガブり寄り」という方法です、土俵際でガブり特有の腰の動きが出ていなくとも、土俵のあらゆる場面で力の掛け方を応用しています。連続的な力の掛け合いを両者が行った場合なら阿覧の方が優勢かもしれません。しかし力を掛ける技術は圧倒的に琴奨菊が上回っています。これはそういう対戦でした。琴奨菊の「ガブ技術」を真正面から押し返すパワーが有るのは、恐らく横綱と把瑠都だけだと思います。
横綱は潜り込みたい豊の島を全く近寄らせず、相撲になっていませんでした。圧倒し過ぎて言葉が見つかりません…。
全勝:白鵬、琴奨菊
1敗:琴欧洲、稀勢の里、鶴竜、豪風、若荒雄
明日の取り組みも時間が許せばリポートします。
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