インフルエンザ流行入り 来月中旬以降ピーク国立感染症研究所16日、今季のインフルエンザが「流行入り」したと発表した。毎年の発表時期は「平年並み」で、流行のピークは来年1月中旬以降に現れると見ている。
今月5日~11日の1週間、全国約5000の調査対象医療機関からの患者数報告が5447人で、医療機関1件あたり1.11人となった。その前の週は0.57人であり激増した。1医療機関あたりの患者数が1を超えると「流行入りした」と発表される。
流行には地域毎に斑がある。都道府県別の患者割合が最も多いのが宮城県で10.33人。2番目の愛知県が5.33人なので突出している。保健所地域レベルで「注意報」と言われる割合10人を超えた地域が12ヶ所。30人を超えると「警報」レベルとされるが、現時点で超えた地域は発覚していない模様。
インフルエンザの「ウイルス型」にはA型B型があって、その他にH分類とN分類が有る[H1N1など]。今のところ今期の流行型は「A香港型」が大半。比較的症状が軽いとされる「B型」や「新型インフルエンザ」としてメキシコなどで猛威を振るった「新型A/H1N1」の報告もある[今期から普通の季節性インフルとしての扱いに切り替わった]。
厚生労働省「今年はすべての年齢層で注意が必要。ワクチンを早めに接種して、手洗いやうがいなど基本的な感染症対策を行ってほしい」
毎年この時期になると「インフルエンザ」と一括りにして言われる。
実際に、どのような型がどのように流行しているかと、対処の方法が全く広報されず、ただ「流行入りしました」と報告されても我々は困る。報道機関の広報姿勢が甘いのが原因の大半だが、これは広報意思が希薄なのもあるが、記者機関としてインフルの対する「知識が薄い」事が原因の大半だろう。知識が薄いなら必然、意識も希薄になる。
予防に際しても「手洗い、うがい」は当然重要だが、相変わらず電車など多くの人々が密集する場所でマスク無しで「せき、くしゃみ」をする、その飛沫[感染していれば当然ウイルス入り]が付いた手で吊革をベタベタ触る人が後を絶たない。これで流行を防ぐのは不可能である。
義務化できる訳では無いから、「せき、くしゃみ」を撒き散らして回る非常識な人を取り締まる事はできないが、なんとか教育で無くして行く努力はできないのだろうか。これが無いから毎年「流行しました」で終わってしまう。これでは報道の意味そのものが薄いと言わざるを得ない。
TVで報道されなくともインターネットで流行の詳細と予測を上げてくる機関が今は有るから、ネット民はそれに頼れば良いが、ネットで自発的に調べる事が無い層に対し、どうやって予防の意識を高める方向に進めるかという論議や方策の実行が今後の重い課題である。
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